もう逢えないかもしれない
古美術品の買取り販売をする「万葉」は、陶器の集散地多治見とあって、美濃や瀬戸の骨董の品揃えも多彩。古くは桃山時代からの陶器を各種取扱っています。年代ものの志野・織部を眺めているだけで、時間を忘れてしまうほど。店主自ら全国各地を探し回り見つけた品々は、多治見界隈のコレクターだけでなく、中国・台湾の骨董業者からも評判。仕入れごとに通う熱心なお客さんもいるといいます。長い時間をかけ、たくさんの手から手へと渡ってきた器たち。万葉には、歴史を刻んだ器との一期一会の出会いが待っています。