生地の数だけ・・・
「昔はミシンが嫁入り道具。服も手作りしていたんだよ」と、話すのは、ご主人の梶田さん。「ジュネス マスハル」は、昭和40年から続く布生地の店です。「最盛期の頃は、従業員の女の子が3~4人がかりでオーダー服をつくって、私は朝から晩まで布に鋏を入れていたよ」と、当時を振り返ります。既製服が主流になり、服を作ることが少なくなったいまも、当時からのお客さんが遠くは恵那や中津川からやってきます。「いろんな人に会えたのが、お店をやってよかったことかな」とほほ笑む梶田さん。お客さんの「辞めないで」の声に応え、お店を守り続けています。